バーベルを担ぎ、フロントスクワットの最下部で構えるリフター
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筋肉グループごとに週何セット行うべきか?

Simon
September 9, 2026
9 min read

各筋肉につき週10〜20ハードセット。筋トレを始めたばかりなら10セットから、何年も続けていて回復も良好なら20セットへ近づけます。

この数字は今日から使えます。しかし、これは簡単なほうの答えです。難しいのは何を1セットと数えるかです。ローイングを上腕二頭筋にも数えるのか、最後の1回が十分に限界へ近かったのか。ここを間違えると、記録上は20セットでも実際の刺激は12セットほどになり、何か月も数字のせいにすることになります。

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筋肉と経験年数ごとの目安

筋肉グループ1年目1〜5年5年以上
1012〜1616〜20
背中10〜1214〜1818〜20
大腿四頭筋1012〜1616〜20
ハムストリングス8〜1010〜1414〜18
臀筋8〜1010〜1616〜20
肩(中部・後部三角筋)8〜1012〜1616〜20
上腕二頭筋6〜88〜1212〜16
上腕三頭筋8〜1010〜1616〜22
ふくらはぎ8〜1010〜1414〜18

この表は研究結果そのものではなく、開始点です。範囲の根拠となる研究は、主にトレーニング経験のある若い男性の限られた筋肉を調べています。後部三角筋にちょうど12セット必要だと確かめた比較試験はありません。研究が裏づけるのは全体の範囲と効果曲線の形です。筋肉ごとの配分は実践上の判断であり、上の数字は私ならこう配分するという目安です。

研究から言えることは2つあります。プレスやプルですでに強く使われるため、腕に必要な直接セットは想像より少なめです。一方、比較試験で中程度より高い量が明確に優れていたのは上腕三頭筋だけです。だから表で20セットを超えるのも三頭筋だけで、ほかはこの記事全体の上限である20セットに収めています。

研究が実際に示していること

この問いを支える主な研究は3つです。

**Schoenfeld、Ogborn、Krieger(2017)**は、Journal of Sports Sciencesに掲載された15研究、34の介入群を統合しました。週のセット数が1セット増えるごとに筋肉の増加率が0.37%高まるという段階的な用量反応が見つかりました。同じ研究内で高ボリューム群と低ボリューム群を比べると、高ボリューム群の増加は3.9%大きいものでした。区分は各筋肉につき週5セット未満、5〜9セット、10セット以上です。この範囲では、多いほうが優れていました。

**Baz-Valleら(2022)**は、Journal of Human Kineticsで、トレーニング経験のある若い男性を対象に中程度と高い量を比べた系統的レビューを行いました。週12セット未満を低、12〜20セットを中、20セット超を高と分類しています。大腿四頭筋と上腕二頭筋では中と高に意味のある差はなく、上腕三頭筋だけは高ボリュームが優れていました。結論は、筋肉グループごとに週12〜20セットが妥当な標準推奨量というものです。

**Pellandら(2026)**は、Sports Medicineで67研究、2,058人を含む3つのうち最大のメタ回帰を発表しました。量が増えるほど筋肥大と筋力の両方が伸びましたが、どちらにも明確な収穫逓減がありました。

まとめると単純です。ある点までは量を増やすほど効果が高まりますが、22セット目の価値は8セット目よりずっと小さくなります。

多ければ自動的に良いわけではない理由

見落とされやすいのが収穫逓減です。追加セットが効かなくなるという意味ではありません。量が積み上がるほど1セットあたりの効果は小さくなる一方、1セットにかかるコストは変わらないということです。

そのコストは現実にあります。セットを増やすたびに時間がかかり、回復すべき疲労が増え、筋肉より回復が遅い関節や結合組織にも負担がかかります。効果の曲線は平らになりますが、コストの曲線は平らになりません。どこかで両者は交わり、そこを越えると、少ない見返りに多くを払うことになります。

交点は人によって違います。だから「10〜20」は幅であって、1つの数字ではありません。睡眠、ストレス、年齢、トレーニング歴、食事量、1セットをどれだけ有効に使えるかで位置は動きます。

最後の要素がどれほど重要か、私は身をもって知りました。2014年と2015年にFitness Fiveへ出場したとき、競技に合わせて高回数スクワットを行っていました。2015年のログには、体重68 kgで105 kg前後を10回以上行うセットが何度も残っています。勧められないのは、減量しながらその量を積んでいたことです。カロリー不足での高回数トレーニングは、注意しなければ筋肉を失いやすい方法です。セットの負担は変わらないのに、回復に使える栄養が少ないからです。高回数だけのプログラムにしなかったことが助けになりました。重いセットも残し、2年間でスクワットは130 kgから145 kgへ伸びました。

これがトレードオフの縮図です。同じセットでも状況によってコストは違い、減量中はプログラムの数字が同じでも効果曲線が最もはっきり動きます。

何を1セットと数えるのか

多くの人のトレーニング量の計算は、ここで崩れます。

ローイングは背中と上腕二頭筋、ベンチプレスは胸と上腕三頭筋、スクワットは大腿四頭筋と臀筋を鍛えます。筋肉名が付いた種目だけを数えると大幅に少なく見積もり、必要がないのにセットを足すことになります。

Pellandらのメタ回帰では、各セットを直接または間接に分類し、分数カウントを使いました。主に狙う筋肉には1セット、補助的に働く筋肉にはその一部として数える方法です。トレーニングへの適応を正しく予測するには、直接セットと間接セットを分ける必要があると結論づけています。

実践方法は簡単です。直接セットを1、間接セットを0.5と数えます。

一般的な1週間の上腕二頭筋トレーニングなら、こうなります。

種目週のセット数上腕二頭筋として数える量
バーベルカール33.0
インクラインダンベルカール33.0
バーベルロー42.0
ラットプルダウン42.0
チンアップ31.5
合計11.5

記録上の直接セットは6ですが、実際は11.5セットです。足りないと思う状態と推奨範囲内だとわかる状態の違いです。各筋肉について一度この計算をすれば、プログラムの見え方が変わります。

週のセット数をどう分けるかは重要か?

Pellandらは量と頻度を別々に調べ、答えは目的によって分かれました。

筋力は頻度が高いほど向上し、その方向を支持する統計的な確信度も非常に高いものでした。筋肥大では、週の総量を考慮すると頻度はほとんど影響しませんでした。

筋肥大が目的なら、必要なセットを自分の週に合うように配分してください。筋力が目的なら、同じ量を多くのセッションへ分けると役立つようです。

ただし、1回へ詰め込める量には実用上の限界があります。1回のセッションで行う15〜20セット目は、筋肉も神経系も疲れた状態で行われ、1〜5セット目と同じ質ではありません。1つの筋肉を1回で18セット鍛えるなら、最後の3分の1は数字ほど働きません。9セットを2回に分けるほうが、頻度そのものではなく疲労の問題で、18セットを1回行うより通常は優れます。

きついセットでなければ数に入らない

この記事の数字はすべてハードセットを前提にしています。推奨の根拠となる研究では、限界または限界近くまで行います。研究でいう「1セット」はそういう意味です。

しかし、多くのジムでの1セットは違います。あと5回できるところで止める12回と、12回目がぎりぎり上がる12回は同じ刺激ではありません。同じように数えるから、週25セット行っても何も起きないと悩むことになります。

すべてを完全な限界まで行う必要はありません。複合種目で毎回そうすれば回復を急速に消耗します。ただし1セットと数えるなら、あと数回しかできない程度には限界へ近づけるべきです。

量が多いのに伸びが止まったら、最初に正直に問うべきなのは「セットを増やすべきか」ではなく、「今のセットは本当にきついか」です。量を減らし、残したセットを限界へ近づけるほうが、量を足すより多くの停滞を解決します。詳しい診断は停滞を抜け出す方法で解説しています。

自分に合うセット数の見つけ方

この範囲は集団に対する助言です。自分の数字はその中のどこかにあり、自分で試さなければ見つかりません。約8週間で、勘に頼らず確かめる方法です。

  1. 今行っている量を正直に数える。 分数カウントを使い、紙のプログラムではなく先週実際に行った内容を確認します。多くの人は、多すぎるか少なすぎるかのどちらかに驚きます。
  2. 増やす筋肉を1つか2つ選ぶ。 全部を同時に増やすと原因がわからず、回復も追いつかなくなります。
  3. その筋肉に週2〜3セットを加え、4週間続ける。 4週間なら傾向が見え、判断が外れてもトレーニングブロック全体を無駄にしません。
  4. 感覚ではなく数字で判断する。 その種目の重量や回数は伸びていますか。筋肉痛やパンプは筋肉を使った証拠ですが、成長した証拠ではありません。
  5. 決める。 重量が伸び、回復も良好なら維持するか少し増やします。停滞や低下、睡眠の悪化、関節の痛みがあれば減らして維持します。その上限は失敗ではなく、有用な情報です。
  6. 次の筋肉で繰り返す。

目標は耐えられる最大量を探すことではありません。伸び続けられる最小量を見つけることです。それなら何年も続けられ、停滞したときにまだ増やせます。トレーニング量は、後に残しておきたい調整手段です。

13年分のログを持つ今、私自身も同じように進めています。時間をかけて少しずつ量を増やし、体が拒む週を情報として扱います。セット数を増やせず消耗感があるならやりすぎなので、いったん減らして再び上げます。もう1つ率直に言うと、筋力については生のセット数より頻度と各セットの質のほうが効果的でした。研究も同じ方向を示します。22研究のメタアナリシスでは、量を揃えると頻度による筋力向上の多くが消えました。頻度を増やす主な利点は、質の高いセットを多くこなせることです(Grgicら、2018)。筋肥大なら、週のセット数をゆっくり増やす方法に賭けます。

表計算にせず記録を続ける方法

ここまでの話は、実際に何をしたか把握していることが前提です。そして多くの人はそこでつまずきます。週のセット数は計画しやすく、覚えるのは難しいものです。セッションを休む、途中で切り上げる、種目を変える。すると日曜には、その筋肉を9セット鍛えたのか16セットなのか確信がなくなります。実際のトレーニングではなくプログラムを基準にすれば、測っていない数字を調整することになります。

RepCountは、まさにそのために作られています。記録したセットはすべて残るので、実際に行った1週間分を数えるのに記憶をたどる必要はなく、1分で済みます。種目ごとの履歴を見て、重点的に鍛えている筋肉の重量が伸びているか確認し、プログラムが機能していないのか、予定どおり実行できなかったのかを区別できます。

iOSAndroidで無料です。記録したセットを着実な成長につなげる方法は、漸進的過負荷ガイドでさらに詳しく解説しています。

よくある質問

筋肉グループごとに週何セット行うべきですか?

多くの人には、各筋肉につき週10〜20ハードセットが目安です。筋トレ初心者やブランク明けなら少ない側から始め、回復できる範囲で数か月かけて増やしましょう。Baz-Valleらによる2022年の系統的レビューでは、トレーニング経験のある若い男性に週12〜20セットが標準的な推奨量として示されました。

週10セットで筋肉はつきますか?

はい。各筋肉を週10ハードセット鍛えれば、多くの人は筋肉を増やせます。開始点としても妥当です。量を増やすほど効果も高まるという研究はありますが、追加するほど1セットあたりの効果は小さくなります。中途半端な20セットより、質の高い10セットのほうが有効です。

ローイングやベンチプレスは上腕二頭筋・三頭筋のセット数に含めますか?

一部を含めます。2026年のPellandらのメタ回帰でも使われた一般的な方法は、主働筋には1セット、補助的に働く筋肉にはその一部として数える分数カウントです。実際には間接セットを0.5セットと数えれば十分です。腕のトレーニング量が思っていたより多いと気づくことも珍しくありません。

週20セットは多すぎますか?

必ずしも多すぎませんが、多くの人にとって有効範囲の上限に近い量です。2022年のレビューでは、大腿四頭筋と上腕二頭筋は週12〜20セットと20セット超で追加効果が見られませんでしたが、上腕三頭筋は高ボリュームのほうが伸びました。週20セットで重量も回数も伸びないなら、さらに増やしても解決しない可能性が高いでしょう。

週のセット数を何日に分けるかは重要ですか?

筋肥大が目的なら、週の合計が同じであれば大差はありません。筋力では違います。2026年のPellandらのメタ回帰では、頻度が高いほど筋力向上も大きくなりました。筋力を優先するなら同じセット数を多くの日に分ける価値があります。筋肥大を優先するなら、続けられる形で組みましょう。

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